アートを楽しむ贅沢な時間とは?N's YARDで感じたこと

2026年10月27日 12:21


先日、現代美術家の奈良美智の私設アートスペース、N's YARDを訪れました。

睨むような眼差しの女の子の絵で有名なアーティストです。

本好きな方ならば、吉本ばななさんの本の装丁で見たことがあるかもしれません。

奈良さんが描く女の子は一見可愛いのですが、淡々として見える表情にも、様々な感情が込められているように感じます。

どこか反抗的だったり、絵によっては凶器を手にしていたり、危険要素も含む、『ちょいこわ可愛いアート』です。

特に印象的だったのは、杉田洋さんとの共同制作した作品『Rain Drops』(上の写真)です。3メートルもある大きな作品です。

一見パステル調なのに、暗めの色も使われていて、なんとも言えない不思議な雰囲気のする絵です。

大きな目に溢れた涙は、まるで、感情が沸点に達する直前の表情を切り取っているかのようです。

作品名の『 Rain Drops ( 雨粒 ) 』は、このあとに、少女が沢山の涙を流すことを連想させます。

東京の大きな展覧会などでは、会場が沢山の人で混雑していることが多いです。

有名な絵は人だかりが途切れず、やむを得ず、人と人の隙間から覗くようにして鑑賞することもあります。

その点、N's YARDは、人が少なめだったことが良かったです。おかげで、作品と静かに向き合うことが出来ました。

人との距離や会話や雑音を気にせず、誰にも邪魔されずに、ゆっくり作品を観る。

絵画鑑賞する時の理想の環境とは、そういうものではないでしょうか。

入り口からの小道、雑木、廊下、照明、カフェ、案内、トイレなど、隅々までアーティストの美意識が感じられました。

とても贅沢な時間を味わうことが出来ました。

※お土産に買ったポストカードです。↓

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指導歴30年以上、TOEICスコア805点で英検準一級も保有する、歌って弾けるピアノ教師が記事を書いています♪

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