ピアノを習うお友達と話をして、「今○○弾いてるんだ。」と聞いて、気持ちが落ち込んだことはありませんか?
例えば、同じ年齢で同じ先生に同じ年数ピアノを習ったとしても、一人一人の進度は異なります。
ピアノの上達には、筋力、記憶力、運動神経、性格、生活環境、家での練習時間など、沢山の要素が複雑に絡むからです。
他の人を「すごいなぁ」と思うのは良いのですが、羨ましいとか悔しいとかの負の感情は引きずらないようにしましょう。
教則本もそうですが、特に、発表会に何を弾くかを他の人と比較して一喜一憂しないようにしましょう。
かなり前の話ですが、合同発表会をした時、ある生徒さん ( 小学6年生男子 ) が『エリーゼのために』を弾きました。
ピアノ初心者が憧れる曲ナンバーワンの曲です。
ところが、曲の難易度が本人の力と合わないため、テンポも不安定でミスも多くて、音楽としてまとまらない演奏でした。
担当の先生は、本人の弾きたい気持ちを尊重して選曲したのかもしれません。
本人の頑張りは伝わってきましたが、レベルに合った選曲の大切さを改めて感じました。
一方、小学1年生が初級レベルの曲を明るい音で生き生きと弾くのを見た時は、とても清々しく楽しい気持ちになりました。
音楽経験の無い人が両者の演奏を聴いたとしても、どちらが良い演奏かどうかは自然と伝わるものだと思います。
私が伝えたいのは、どのように弾くか ( 表現するか ) が一番大事だということです。
その曲の雰囲気やリズムをしっかり捉えて、自分と曲の距離を縮めましょう。
そのためには、常に自分が弾く音の響きを耳で味わい、楽しみながら努力をし続けることが必要です。
そんな練習を繰り返していると、必ず何かが変わっていきます。テクニックや表現上で化学変化が起きるのです。
陸上選手と同じように、現在取り組んでいる曲に全集中して、音楽表現での自己ベストを目指しましょう!
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