指導歴30年以上、TOEICスコア805点で英検準一級も保有する、歌って弾けるピアノ教師が記事を書いています♪

ピアノを始める年齢は?

  • 目次
  •   ① お子さんの場合
  •   ② これが出来たらスタート♪
  •   ③ 大人の方の場合

②これが出来たらスタート♪


では、具体的には何才から始めた方が良いのでしょうか?

実は、大人が思うよりも、幼児の理解力、集中力、筋力など様々な点において、個人差が大きいものです。

知能の発達が早いお子さんなら、指が弱くても総合的なことを学べるため、早く(3才くらい)から始めることが可能です。

一方、遅めのお子さんの場合、内容を難しく感じてしまうため、年長または小学校低学年から始めた方がスムーズです。

つまり、ピアノを始めるのに最適な年齢にも個人差があるのです。

そこで、ピアノのレッスンをスムーズに始められる条件(目安)を7個挙げます。当てはまるかどうかチェックしてみて下さい。

【挨拶がきちんと出来る】
あいさつは、コミュニケーションの基本なので、レッスンでも大事です。

【右手と左手が分かる】
ピアノは両手で弾くので、右手と左手の区別が付くようにしておきましょう。

【1~5の数字が読める】
ピアノを弾く時の指番号を理解するために必要です。

【4まで個数が数えられる】
音符の長さが分かるためです。数えるだけではなく、数のイメージも分かるようにしましょう。

【先生の話が聞ける】
相手の話を静かに聞くことが出来るということも、習い事では大事な要素です。

【ワークが5分間出来る】
初めは5分位の課題を組み合わせたレッスンなので、知育系ワークが5分間集中出来るかどうかが目安です。

【ひらがなが読める】
読む力というのは、形を判別し認識する力なので、楽譜を読む力にも比例します。「どれみふぁそらしど」が読めればOK。

【ピアノを弾きたい気持ちがある】
「ピアノが好き」「弾きたい」という気持ちがある事が大事です。

③大人の方の場合


私の生徒さんで、大人からピアノを始めた方もいます。レッスンを続けると色々な曲が弾けるようになります。

30代からピアノを始め、長年レッスンを続け、ドビュッシーの『月の光』が弾けるようになった生徒さんがいます。

他にも、小学校の先生の教員採用試験のために、ピアノを1から習い始めた元OLさんもいます。

その方は、課題曲の弾き歌いを練習して試験に合格して、翌年度から念願の先生になりました!とても嬉しく思います。

また、2人のお子さんがいながらも、未経験のピアノを1から始めて保育士になった方もいます。

最初は補助職員として働きながら、現場でも積極的にピアノを弾く経験を積み、ついに正社員として採用されました!

このように、大人の方がピアノを始める理由は、憧れ、資格、趣味など、人によって様々です。

指導者としては、目的に沿ったレッスンを組み立てて、生徒さんに満足してもらえることに重きを置いています。

色々な方に指導して感じるのは、何歳であっても『やりたいと思う時が始めるのに最適な時期』ということです。

その情熱が、ガソリンとなって助けてくれます。たとえ歩みが遅くとも、続ける限りは前進出来るのです。

英語のことわざを紹介します。
It's never too late to learn.
(学ぶのに遅すぎることはない)

大人の方で「いつかピアノが弾けたら」と思っているのなら、先延ばしにせず、今すぐ始めてみませんか?

少なくとも、『今の自分の方が来年の自分よりも若い』はずです!

        ミント音楽教室

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