ピアノの先生で、恐竜に興味を持つような人は、あまりいない。爬虫類が苦手な人が多いからだ。
私は、爬虫類は嫌いではない。子どもの頃、世界のヘビ展(?)にも行っている。興味深く眺めていた記憶がある。
つまり、私は、どちらかと言えば恐竜好きである。
国立科学博物館とかでも、恐竜の骨の化石をずっと見ていられる。その大きさには圧倒される。
だから、ジュラシックパークの最初からほとんど全シリーズを映画館で観ている隠れファンだ。
かつて地球上にいて絶滅した恐竜に会いに行けるような擬似体験が出来るのが、この映画の素晴らしさだと思っている。
しかも、映画館の音響機器では、大型恐竜の足音や声(もちろん本物は誰にも分からないけれど)が、リアルに感じられる。
ただ、悲しいことに、この感動を同業者の友人に話しても、ほとんどスルーされてしまう。全く興味を持てないらしい。
ところで、昨日、最新作の映画『ジュラシックワールド新たなる支配者』を観に行った。(公開日の初日!)
驚いたことに、今回の映画は全体的にアクション映画のようなテイストだった。
スパイ映画の007へのオマージュのような、オートバイや車でのカーチェイスのシーンがあり、とても迫力がある。
それはそれで楽しめる。同じシリーズでも、監督や脚本によって映画の雰囲気は変わってしまうものだなぁ、と感じた。
また、懐かしいキャスト達が出てきたので、嬉しい気持ちになった。
たくさんの種類の恐竜が出てくるのも恐竜好きには楽しい。完結作だけあって、オールスター大集合感がある。
今回は、ユーモラスな外見の鳥のような羽毛を持つ恐竜も登場している。研究によると、この奇妙な姿は正しいらしい。
エンタメ的には満足のはずなのだが、見終わったあと、何かが足りない気分になる。なんでだろう?
音楽だ。ジュラシックパークのテーマが少しだけ使われるが、劇中ではピアノ、エンディングはハープで演奏される。
同じメロディーでも、シンプルなアレンジのために、せっかくのテーマ曲が何だかこぢんまりしているのだ。
ジョン・ウィリアムズ作曲の『ジュラシックパークのテーマ』には、ブラームスの交響曲のような荘厳さがある。
壮大でゴージャスで品があり、耳に心地良く響く。オーケストラの大音量で、テーマ曲を今すぐ聴きたーい!
というわけで、帰宅してから音源を探して聴いてみた。やっぱり、この曲はオーケストラで聴くのが最高だ♪
聴きながらイメージするのは、1作目の映画での熱帯雨林のジャングルでくつろいでいる恐竜達の美しい姿、、、。
オススメ動画↓
ジョン・ウィリアムズ指揮、ウィーンフィルによる演奏。
https://youtu.be/-NqaupGcCpw
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