数ヶ月前から、高校生にピアノを教えている。今年の4月から音楽専門学校に進むため、その間の期間限定レッスンだ。
中高と6年間吹奏楽に所属して打楽器を担当していたKさんは、主にドラムを叩いていたそうだ。
ピアノ未経験者ということで、楽譜を一から教えながらレッスンを開始したのだが、初心者なのにスゴすぎるのだ。
まず、正確なテンポだ。初心者はもちろんピアノ経験者もテンポは曖昧になりがちなのに、お手本のようなリズムだ。
次に、左右のリズムが違ってもスムーズに弾けることだ。ピアノ初心者全員が悩まされる最大の壁が存在しない。
余裕がありそうに見えたため、試しにペダルを教え、楽譜にペダルのタイミングを書き込んで踏んでもらった。
すると、スムーズに出来てしまう。(ほとんどの生徒さんは、ペダルを踏んだ途端に手の動きがガタガタに崩れる。)
また、曲を弾きながら、無意識に足でリズムを取っている。
スポーツでもそうだが、音楽でも他の楽器の経験があると、上達が人より早かったりすることが多い。
でも、他の楽器だったら、ここまでは出来ないと思う。ピアノは打楽器的要素が強い楽器のため、共通点も多いようだ。
左右の手足を違うリズムで同時に叩くドラマーの脳は、他の人と全く違っているのだなぁ、と改めて感心した。
Kさん、音楽専門学校でもドラムとピアノ頑張って下さいね♪
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