マラソンを楽しんでいる友達がいる。私は、彼女達の練習に何回か参加しているものの、レースに出たことはない。
私の家族も、マラソンやトレイルランニングなどに参加するタイプなので、その時は、応援やサポートを担当している。
つまり、私は沿道で応援をする側の人間だ。
コロナ禍で中止になっているが、茨城県では勝田マラソンが有名だ。参加者は、完走いも(乾燥いも)がもらえる。
私は、友達や家族を応援するため、沿道でひたすら待っている。様々な人達が走ってゆく。
仮装を見るのも楽しい。戦国武将も鎧で走っている。アニメのコスプレのような格好も見掛ける。着ぐるみもいる。(?)
また、知り合いが走っているのを偶然発見することもある。思わず大声で「◯◯さーん!」と声かけしてしまう。
すると、気付いた相手は、走りながら笑って手を振ってくれる。普段より心理的な距離が近くなった気がして嬉しい。
みんな本当に楽しそうだ。沿道で応援するより、走った方が楽しいに違いない。
コンサートに例えると、マラソンでは走っている道路がステージだ。参加者全員が主役なのだ。
沿道の人達は観客だ。頑張っている姿にすごいなぁ、と感じている。走っている人達は何だかキラキラして見える。
そんな時に私の頭によぎるのは、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損♪という阿波おどりのフレーズだ。
フィニッシュ地点で、記録証をもらった友達や家族と合流するが、走り切った人達は、みんな良い表情をしている。
音楽も同じだと思う。音楽を聴いたりコンサートを観るのも楽しいけれど、自分で演奏した方が、もっともっと楽しい。
もし、興味があれば、やる側になってみよう!マラソンと同じで、見える景色は全然違うはず。踊らにゃ損損♪
オリジナルの記事を載せています。当サイト内の文章、情報(内容)、写真等の無断掲載及びリライトは、ご遠慮下さい。