私は、大人になってからも、常に何かしら習い事をしているタイプだ。(コロナ禍になってからは控えている。)
ピアノと関係ない事を習っているため、同業者の友人に「一体何を目指しているの?」と不思議がられる時もある。
でも、決して三日坊主というわけではなく、結構長く続けるタイプだ。(上達したかどうかは別の話だけれど。)
だから、自慢じゃないが、私は生徒としてベテラン(経験豊富)と言える。(ものすごく低レベルの自慢。)
実際に沢山のことを習ってきて、分かったことがある。最初の3ヶ月が、とても大事なのだ。
この期間は、予想以上に大変だ。すぐ出来ないし、脳が疲れる。運動系だと、身体がヘトヘトになる。
グループレッスンの場合は、1人だけ出来ないから余計にカッコ悪い。2回目は休んじゃおうかな、と思ったりもする。
しかし、毎回このパターンだ。出来ないことには慣れている。
自分に言い聞かせる。「あせりは禁物、結果は先だ。」ごちゃごちゃ考えず、なるべく淡々と通うように意識する。
全く上達していないように思える期間だが、習うための準備(下地)が整う。脳や身体の筋肉が刺激を受けているのだ。
ガーデニングで言えば、土を掘り返して肥料を混ぜている段階だ。そのあと、苗が根を張って成長が始まっていく。
また、この期間は復習も大事である。復習といっても、隙間時間や寝る前に、その日に習ったことを思い出すだけだ。
これを毎回しておくと、記憶がより定着しやすい。一種のイメージトレーニングだ。
というわけで、何を習う時でも、最初の3ヶ月はスタートラインに立つための準備期間だと気楽に考えてみよう。
※この期間を、サイレントピリオド(沈黙の期間)と呼ぶ。それを説明した脳科学者の茂木健一郎さんの動画。↓
https://youtu.be/oMM9Isu_p7I
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