冬の風物詩?ホットワインの思い出♪

2021年12月24日 09:50


寒さが本格的になってきた。この時期になると、初めてホットワインを飲んだ時のことを思い出す。

「ホットワインを作ったから、飲みにおいでよ。」と誘われて、フランス人のお宅に行った時がある。

その庭には、近所の人達が沢山集まっていて、家主が大鍋からホットワインをカップに注いで皆に渡していた。

ホットワインは、ワインにスパイスやフルーツ、砂糖などを入れて温めた、寒い時期のヨーロッパの定番の飲み物だ。

日本で言えば、甘酒のような冬の風物詩だ。クリスマスマーケットの一角で売られ、人々に楽しまれているという。

夜で屋外だったため、色は赤黒い感じに見える。香りも良くて、飲んでいる時に色々なハーブが口に当たる。

「これは何が入っているの?」隣の友人に聞くと「カマキリの足と◯◯と、、」冗談ですごい材料を挙げていた。(笑)

そのホットワインは、とにかく美味しかった。美味しいスープのように、どんどん飲みたくなるような味だっだ。

そこにいた人達は、ホットワインを飲みながら立ち話を楽しんだあと、各々の家に戻っていった。

寒い中、温かい飲み物を飲む人達の幸せそうな表情を見て、そういう役目をするのがホットワインなんだな、と感じた。

その後、彼らは自国に戻り、自家製のホットワインを飲む機会は無くなった。

毎年この時期になると、色々なメーカーのホットワインを購入して飲んでみるのだが、あの味に出合えることはない。

あの時、ちゃんと作り方のレシピを聞いたり、一緒にホットワインを作るお手伝いをすれば良かった、と後悔している。

※当時住んでいた場所が、たまたま外国人の住む社宅エリアの近くだったため、そのような交流があった。

指導歴30年以上、TOEICスコア805点で英検準一級も保有する、歌って弾けるピアノ教師が記事を書いています♪

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