ピアノの先生は歌が上手だと思われる?細かくタイプ分けをしてみた!

2021年12月11日 20:06


ピアノの先生は、歌が上手いと思われがちだ。しかし、実は全員が上手いという訳ではない。

確かに耳は良いのだが、歌うことは身体を使うため、基本的には別物である。

そもそも、元々歌の上手な人は、メロディーが大好きである。そして、生まれながらの主役体質だ。

そんな人は、練習時間が長く、複雑で時に伴奏も担当するようなピアノという楽器には、あまり興味を持てないものだ。

一方、ピアノの先生は、たくさんの音を同時に弾くことが楽しいタイプなので、単旋律には物足りなさを感じてしまう。

音楽を総合的に捉えがちなので、一つのメロディーだけに全エネルギーを注ぐという感覚や情熱は、元々持っていない。

しかし、ピアノ専攻の人は必ず副科として声楽を選択しなければならない、という音楽学校のシステムがある。

だから、単位のために仕方なしに、おざなりな感じで声楽のレッスンを受けている人も少なくない。

少しでも時間があればピアノの練習に当てたいため、歌の練習は最低限(手抜き)で、テスト前に慌てて覚える人が多い。

というわけで、今回は、そんなピアノの先生の歌を細かくタイプ分けしてみました。それぞれ、結構違っています。

【マルチタイプ】
どんなジャンルでも、そこそこ歌える。歌うことが大好きで口が大きい。ピアノと声楽との二択で迷った経験がある。

【クラシックタイプ】
副科の声楽の影響が強い。Jポップもその発声で歌うので、微妙な時もある。何を歌ってもクラシック色が強く出る。

【ボサノバタイプ】
あまり歌を歌わないため声帯が弱く小さな声。ロングトーンが苦手。リズムや音程は合っている。口を開けないで歌う。

【声帯が不器用タイプ】
音感があるのに、いざ声を出すと何故か音痴気味になってしまう。頭の中と出す声が一致しないので不快に感じている。

【声質が良くないタイプ】
音程もリズムも完璧なのに、ちょっぴり残念な感じに聴こえてしまう。本人は、あまり気にしていない。

【ボーカロイドタイプ】
音程とリズムを正確に歌うことだけに全神経を注ぐ。そのため、機械的な歌い方になるが、当然カラオケの点数は高い。

【まとめ】

全体的には、普通レベルよりも上手な人が多い。ただ、皆さんが想像する歌声とは、若干のズレがあるように思う。

歌う時間が少ない、歌う身体が出来ていない、丈夫な声帯を持たない、歌詞を理解していない、などが主な理由である。

また、ピアノをガンガン弾くタイプが、か細い声だったりと、ピアノの弾き方と比例していない人もたまにいるのも面白い。

『何はともあれ、歌うよりもピアノを弾くことの方が格段に好き!』。それが、ピアノの先生の最大の特徴だ。

指導歴30年以上、TOEICスコア805点で英検準一級も保有する、歌って弾けるピアノ教師が記事を書いています♪

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