ミント音楽教室

【体育の先生の証言】

私は、昔から音楽系の人間とは気が合わない。感覚が違うからだ。そのせいか、音楽科の生徒達があまり好きではない。

終始、やる気がないように見えるし、無表情だ。体育会系の「ハイ！」というような爽やかな返事も笑顔も無い。

何の反応も無いまま体育の授業を行うのは苦痛だ。もしかしたら、みんなで企んで私に反抗しているのだろうか？

たとえ、運動神経が悪かったとしても、一生懸命やっているのなら健気に思えるのだが、、、。

授業ではノロノロ走っているのに、四時間目の体育が終わった途端に、全速力で教室に戻っていく。全く理解出来ない。


【生徒Aの証言】
先生は体力が大事と言うけれど、体育は疲れる。私はピアノの練習があるから、体力を少しでも温存したい。それだけ。

【生徒Bの証言】
スポーツは好きだけれど太陽がキライ。屋外での体育は日焼けしてしまうから最悪！一年中、体育館でやればいいのに。

【生徒Cの証言】
自転車にさえ乗れない運動神経なのに、色々な動きが出来るわけがない。真面目に頑張っているのに、先生の目が冷たい。

【生徒Dの証言】
定年間近の先生の授業は、軍隊みたいだし、テンションが上がらない。もし、イケメンだったら張り切っちゃうけれど。

【生徒Eの証言】
私は先生のことが好き。恥ずかしいから下を向いている。人見知りで目立たない私のこと、先生は覚えていないかもしれない。

【生徒Fの証言】
私は代謝が良くて、すぐお腹が空く。2時間目に売店でパンを買って食べたけど、ペコペコ。早くお昼にならないかな。

【問題】
さて、私は、どのタイプでしょうか？

※今回は、湊かなえ風の書き方で遊んでみました。(みんなが言いそうなセリフをイメージしたフィクションです。)


【解説】

このように、音楽科には色々なタイプがいます。考えていることもバラバラで、その個性が面白い所でもあります。

体育会系の人達のように、一致団結して行動することは、ゼロに等しいです。

でも、その体育の先生が離任して、足の長い若いイケメン先生に変わった時は、急にクラス全体が活気づきました♪

女子高生とはそういうもの！？