私のホームページのエッセイで『ピアノの適性について』という記事がある。
ある日、Google検索で他の検索をしていた時、偶然、それと似た題名の記事が検索に表示された。
都内のミュージックスクールの記事だ。同じ業種では、文章の題名が似てしまうことは、決して珍しいことではない。
「この人は、どんな切り口で書いているんだろう?」と興味半分で思わずクリックしてみると、、、。
なんと、見覚えのある文章が出て来た。そこには、私の記事が教室のコラムとして丸ごと掲載されていたのだ、、、。
同じ意味の他の単語に置き換えたり、短文を挿入したり若干変化させているものの、間違いなく私の文のコピペだった。
しかも、その文章に重なるようにして「問い合わせはこちら」という丸いクリックボタンまでもが設置されていた。
これは、本当に残念だ。しかも、何店舗も持つ教室の立派なホームページ上に、堂々と掲載されている事に愕然とした。
私の知るピアノの先生達は、音楽に対して真摯だ。たった一つのフレーズにもこだわって、自分なりの表現を考える。
だから、同じ曲を弾いたとしても、音質、リズム感、歌い方など表現方法によって、それぞれ違う仕上がりになる。
文も同じだ。同じ内容でも、言葉の選び方や比喩表現に書く人の個性が出るために、雰囲気も全く異なるのが当然だ。
文章には、その人特有のリズム感やクセ(特徴)が出る。それらは、小手先で単語を入れ替えたり付け足しても隠せない。
つたない文章であっても、私が指導経験から実際に感じたことを、何度も書き直して、やっと仕上げた記事だった。
よく使われる『パクる』という表現は可愛い響きを持つが、いざ自分が被害者になってみると、軽すぎる言葉に思える。
真剣に音楽に向き合って、それを仕事にする人なら、他人の文章を盗作することに良心が痛むはずなのだが、、。
【同業者のピアノの先生方へ】
ビジネスに対しても、誠実でありましょう。教室の先生自身の言葉を載せることが、社会のルールでありマナーです。
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