高校の音楽科の調理実習では、みんなキャーキャー大騒ぎ。
幼少期からピアノ中心で、家事などの手伝いをしていないため、包丁を持ったことがない人がほとんど。
ピアノ専攻の人は手が命なので、手を切らないように、おっかなびっくり、ゆっくり慎重に野菜を切っている。
洗い物も、「手が荒れちゃう。」とやりたがらない人もいる。一方、洗っている人の場合も、かなりスローペースだ。
これでは時間内に料理が完成しない、と見込んだ私は、給食のおばさんと化し、黙々と手早く作業をこなす。
すると、「すごーい!」と、みんなから難曲を弾いた後のような拍手をされる。
※小1から包丁を持ち、家族の夕飯を時々作っていた私は、ピアノ専攻ではレアケース。
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