ピアノの先生は、文章を書く機会が少ない。あったとしても、発表会のお知らせなど雛型があるタイプのみだ。
ある日、娘に「ホームページではエッセイも載せてるんだよ。」と教えた。それなのに、何の反応も無い。
読んでいないのかなぁと思っていたら、しばらくしてから「お母さん、本当に自分で書いてるの?」と娘が聞いてきた。
どうやら、全てコピペ(盗作)していると思ったらしい。こんな文章を母親が自力で書けるはずがない、と思ったそうだ。
それを聞いて、けなされているような、ほめられているような、何だか複雑な気持ちになった。
一般的に、夏休みの宿題などで母親が子どもの作文を読むことはあっても、その逆はない。だから、そう思うのかも。
そこで、自分が普段書いている文字を全て検証してみた。結果は次の通りだ。
①弾き方の注意点(主に副詞)
②レッスンメモ(進度や内容など)
③手帳のスケジュール(場所と時間)
④家計簿(品目と値段)
⑤歌詞(暗記用。そもそも人の文章)
この結果を見ると、確かに盗作を疑われて当然かもしれない。娘は、いまだに半信半疑だ。証明する証拠が何もない。
※ぼんやりと自分が感じていることを、見える形の文章に変換していく作業は、頭は疲れるが結構楽しい。
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