天気予報によると、今日の関東地方は40度前後の危険な暑さになるらしい。
真夏にピアノを練習していると、ミンミンゼミが鳴き始める。レッスン室の前のヤマボウシの木に止まっているようだ。
セミの鳴き声は約70デシベルなので、結構うるさい。気になるので一旦中断してみると、セミも鳴くのをやめる。
そして、弾き始めるとまた鳴き始める。練習していても、セミの鳴き声がカウンターメロディーみたいで集中出来ない。
今度は、わざと音量を上げて弾いてみると、セミも頑張ってボリュームを上げる。まるで、セミとのセッションだ。
セミはメスへのアピールのため鳴くそうだが、なんだかピアノの音をライバル視して張り合っているような気がする。
でも、ここ数年、セミとセッションする機会は減っている。
めちゃくちゃ暑苦しい声を持つミンミンゼミは、実は厳しい暑さには弱いデリケートなセミ(?)なのだそうだ。
地球温暖化を感じると同時に、セミにピアノの練習を邪魔されないことが少しだけ寂しい。
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