童顔のピアノの先生は、新人に見られてしまい保護者から信用されない。不安な顔をされてしまうのは日常茶飯事だ。
メイクをしているのに、小さい生徒さんからも「せんせいって、もしかして、こうこうせい?」と言われてしまう。
「これではいけない。」と思い、化粧バッチリで行くと、今度は「せんせい、きょうふりんしてきたの?」と聞かれる。
小さい生徒さんの感覚では、化粧が濃いイコール不倫らしい。だから、再びナチュラルメイクに戻す。
でも、親近感を持ってもらえるせいか、レッスンはリラックスした感じで進み、生徒さんとの関係は良好だ。
長い期間を経て、発表会で子どもの演奏を見た父兄から、ようやく信頼を勝ち得る。毎回、この繰り返しだ。
童顔の人は仕事が出来るように見られないため、顔で損していると感じている。
※月日が経てば年相応になる。
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