ピアノに予習は必要?宿題以外の練習について


ピアノを始めて一年以内の生徒さんの保護者様から「ピアノは予習した方が良いですか?」という質問を受けました。

実は、このご質問は多くの保護者様が一度は迷うポイントです。

他の保護者様にも参考になると思いましたので、ここで説明させて頂きます。

ここでの予習とは、宿題ではない先の曲を弾くという意味です。

結論から言えば、ピアノは基本的には予習は必要ありません。

むしろ、最初のうちは“復習”の方がずっと大切です。その理由を4つお話しします。


【理由①ピアノは復習が大事!】

ピアノは反復練習で上達します。レッスンで習ったことを意識しながら、家で何度も練習することで、基礎を作ります。


【理由②ピアノを弾くのは大変な作業】

大人にとっては、入門レベルの楽譜は非常に簡単に見えます。どんどん先に進ませたい気持ちも分かります。

しかし、握力が弱く指の運動神経が未発達な幼児にとって、ピアノを弾くことは大人が思う何倍も難しい作業です。

同じ曲を何度もやることで、指の力を負担なく少しずつ鍛えることが出来ます。


【理由③指導者は宿題を調整している】

経験を積んでいる指導者は、一人一人の段階をきちんと見極めて○(合格)にして、宿題の量も調整しています。

出来ていないのに先に進ませてしまうと、あとから伸び悩むことが多いことを知っているからです。

私の場合は、次の7つが出来るかどうかで判断しています。

●音符が即座に読める。
●鍵盤の場所が分かる。
●正しいリズムが打てる。
●同じテンポで弾ける。
●音符を順番に目で追える。
●変な手の形になっていない。
●きちんと音を鳴らせる。


【理由④自己流の弾き方を防ぐため】

変な手の形や違う指で弾いたり、間違ったリズムで覚えてしまった場合には、クセを直すのに余計な時間がかかります。

せっかく頑張って練習したのに、あとから全部直すことになると、お子さん自身もつらくなってしまいます。


【こんな場合は予習しても大丈夫】

●本人が弾きたい場合。( 保護者が強制することはNGです。 )

●本人がピアノが大好きで、しょっちゅうピアノを触っていたりなど、家庭での練習時間が多い場合。

●せいぜい2、3曲にしておき、難しいと感じないレベルで止めておくことが大切です。

※テクニック系の教本は、悪いクセが付いたりフォームが崩れる可能性があるため、予習しないように!

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指導歴30年以上、TOEICスコア805点で英検準一級も保有する、歌って弾けるピアノ教師が記事を書いています♪

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