最近は、個人教室でも、ベビーピアノ、リトミック、1歳~3歳向けのプレピアノや音感コースなどが増えてきています。
意識が高い人達が通うのだろうなぁ、と感じる一方で、個人的にはお金の無駄かもしれないなぁ、とも感じたりもします。
ピアノ教師の経験と2人の子育て経験を合わせて考えてみても、その年齢のお子さんに習わせる必要があるとは思えません。
低年齢コースは、少子化による生徒の早めの囲い込み、そしてピアノ教室の収入増のための経営手段だろうと推測されます。
そこで、ご家庭で出来るプレピアノ ( ピアノを習う前に準備すること ) を7つを提案します。
【①音楽を楽しむ】
家族で歌を唄ったり、音楽を聴いたり、それに合わせて自由に踊りましょう。コツは、本当に楽しんでやることです。
【②外遊び】
外でたくさん遊びましょう。本物のピアノの鍵盤は重いです。お子さんの体力や筋力や握力は、打鍵や音質にも影響します。
遊びの中で風や太陽の光を感じたり、木々の揺れる音や鳥の鳴き声にも耳を傾けましょう。聴覚にも良い影響を与えます。
【③お手伝い】
ピアノ演奏での指の動きは、予想以上に複雑な動きの組み合わせで出来ています。
様々な家事の作業をやることで、徐々に身体や手指をコントロール出来るようになるので、積極的にお手伝いをさせましょう。
例えば、ハンカチをたたむ、ミニトマトを洗うなど、小さなことから始めてみましょう。
【④絵本をたくさん読む】
絵本は値段が高いので、図書館や児童館も利用して出来るだけ沢山読みましょう。
様々なお話や色々な絵に触れることで、想像力やイメージ力が育ちます。
出張レッスンで優秀なお子さんを教えていた時がありますが、自宅にある絵本や児童書の数が非常に多いことに驚きました。
そのせいか、レッスンで曲を弾く時もイメージをつかむのが早く、表現力も豊かでした。
幼少期から夕飯後に本を読む習慣が出来ているとお母様から聞いて、納得しました。
【⑤文字や図形に興味を持たせる】
平仮名や図形を楽しく覚えさせましょう。文字や図形の認識能力と楽譜を読む力は比例します。
指番号を読めるようにに、1~5までの数字を分かるようにしましょう。
音符や休符の長さやリズムパターンを理解するには、算数のような数の概念も必要になります。
全音符や全休符は4拍のため、例えば、イチゴが1つ~4つ、のように数の多さの違いをイメージできると良いです。
ピアノの楽譜は2段譜を同時に瞬間的に読んでいくので、上に挙げた能力が高いお子さんは進度がスムーズになります。
【⑥規則正しい生活】
栄養バランスの取れた食事や睡眠など、出来る範囲でいいので規則正しい生活を心掛けましょう。
身体を健やかに成長させるのが何よりも大事です。
【⑦情緒を安定させる】
情緒不安定のお子さんは、習い事で学ぶことが上手く積み重ねられません。本人に受け入れるスペースがないからです。
心の安定や素直さがあって初めて、元々備わっている自身の能力が順調に開花していきます。
色々な事を吸収できるように、お子さんの心をなるべく穏やかにしてあげて下さい。
何か不安があるのなら、話を聞いてあげたりして一緒に遊んだりして、その原因を取り除いてあげましょう。
【番外 : プレピアノに通うべき3タイプ】
A : 知能や運動神経の発達が同年齢より明らかに早いギフテッドタイプのお子さん。
B : 家族が音楽活動をしているなど、生まれた時から音楽的環境にあって、ピアノに対する興味が非常に強いお子さん。
C : 金銭的な余裕があり、色々な体験を少しでも増やしたいと考えるご家庭。
【まとめ】
ほとんどのお子さんは、音楽の早期教育を焦らなくても大丈夫です。
現役のピアノ教師としては、むしろ最近のお子さん達の筋力低下や手指の発達の遅れ ( 不器用さ ) が気になるポイントです。
習い事の効果を最大限に発揮させるためにも、乳児から幼児期の初期には健やかな身体と心を作ることに重きを置きましょう♪
【関連ブログ】
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