小学生以下を対象に、クリスマスソングをレッスンの最後に一緒に歌っています。
毎年、曲は変えていますが、今年は教会で歌う讃美歌を選んでみました。
ピアノを始めてから日が浅い生徒さんは、リズム感を付けるために『ひいらぎかざろう』を歌っています。
2年目以降の生徒さんは『あらののはてに』を歌っています。きれいなメロディーや神聖な雰囲気を感じてもらうのが狙いです。
私も、地声ではなく声楽のベルカント唱法で歌っています。間近での声の響き(振動)を体感して欲しいな、と思っています。
最初は、知らない曲なので不安げな表情だった生徒さん達が、回を重ねるにつれて上手になってきているのに驚かされます。
始めて間もない場合や恥ずかしがり屋さんには、付き添いのお母様やお父様にも一緒に歌ってもらったりしています。(笑)
あるお母様は、「子どもの時にピアノを習っていてこの曲を歌っていたので、とても懐かしいです!」と言ってくれました。
レッスンの帰りの車の中でお子さんと2人で歌っているというエピソードを聞いて、更に嬉しく感じます。
キリスト教信者のご家族が歌った時には、レッスン室が教会になったような、天使が舞い降りたような空気感になりました。
毎週日曜に礼拝に通って信仰を続けている方達の歌は、上手い下手とは全く違う次元での説得力があり、とても素敵でした♪
「上手に歌えなくてもいいからね!」
と全員に言っています。クリスマス音楽を楽しんでもらうのが目的だからです。
「先生、今日はひとりで歌ってみる!」と積極的に歌う子も出てきました。その場合には、私は伴奏者に徹しています。
入って2ヶ月目の生徒さんも、「もう一回歌いたい!歌大好き♪」と言って元気に歌ってます。
短期間でボーイソプラノのきれいな声に変化している男の子もいます。次回は、もっと良い声になっているかもしれません。
その子なりの表現での朗らかな歌声がレッスン室に響くのを聴いて、気持ちがホッコリして小さな幸せを感じる日々です。
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