昨日は、英語の先生について話しましたが、実はピアノの先生も、夏休みに熱い指導をしています。
合唱コンクールなどでピアノ伴奏者にチャレンジする生徒さんに向けてのレッスンがあるからです。
ピアノ伴奏者は、希望者制の学校が多いのですが、人数が多い場合にはオーディションが行われます。
その選考時期は、夏休み下旬から9月の初旬です。
その決められた期間で曲をいかに仕上げるか、それが課題になります。
夏休みは時間が沢山あるはずですが、部活や塾、友達や家族と遊びに出掛けたり、体調を崩したり、予定通りに進みません。
指導している側の使命は、オーディションに受からせることです。
ということで、どのピアノの先生達もいつもより熱が入り、時に厳しいレッスンになることもあります。
ピアノを弾きながら合唱と合わせることは、見た目より簡単ではありません。
前奏、間奏、後奏では、ソロを弾くような存在感や音の美しさが必要です。曲のイメージを広げて誘導する役割です。
一方、合唱が入る時には、縁の下の力持ちのように、目立つことなく、しかし歌を引き立てるような弾き方が求められます。
ピアノ伴奏では、私が私がタイプでは合唱を引き立てられないし、控えめなタイプではソロ部分が物足りない感じになります。
つまり、主役も脇役も器用にこなせるタイプが、伴奏が上手な人と言えます。
ほとんどの人がどちらかが苦手になることが多いため、指導では苦手な方を強化することで全体のバランスが良くなります。
ステージでピアノを弾く経験は、限られた人しか出来ない人間の器を大きく成長出来るチャンスです!
夏休みに伴奏を頑張っている全国のピアノ学習者の皆さん、残りの夏休みもピアノ練習を頑張って下さいね♪
【合唱コンクールのピアノ伴奏を上手に弾くには?】
https://www.mintpiano.net/blog/46037/
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