茨城県では、中高生を対象に夏休みに英語プレゼンテーションフォーラムがあります。
分かりやすく言えば、英語部門での総体のようなもので、各学校で発表を競い合い、レベルや意識を高めていくイベントです。
目的は、グローバルな視野をもち、他者と協働しながら英語で発信することが出来る人材の育成だそうです。
今回、中学校の代表5名の1人として英語の生徒さんの L ちゃんが参加することになりました!
普段は英検中心の指導ですが、6月下旬からはプレゼンのためのレッスンに方向転換して練習してきました。
伝わる英語の第一段階は、語彙の理解、発音、アクセントです。辞書を引いて丁寧に確認していきます。
『SDGs』がテーマのため、必然的に難しい単語(高校レベル)が沢山混じっています。これらを、使える言葉にします。
第二段階は、伝える力です。発音が良くても、アナウンサーのように原稿を読み上げているように聞こえてしまいがちです。
そこで、「どの文章が伝えたいかな?」とか「どの言葉が一番大事かな?」と話し合い、そこを強調します。
第三段階は、暗記です。政治家もそうですが、原稿を読むだけのスピーチは伝える力が弱いです。
何度も何度も練習すると、間違いやすい場所や単語が分かり、原稿を見ずに滑らかに言えるようになってきました。
第四段階は、表現力です。通る声、話すリズム、表情も豊かに、とアドバイスします。ジェスチャーも一緒に考えます。
このプレゼンテーションがユニークだなぁと思うのは、グループ戦であることです。
まず、それぞれがパート毎に次々と発表をします。その後、発表について他の学校の生徒達と英語で意見交換をします。
リスナーとしても、相手の学校のプレゼンテーションの内容をきちんと把握して、適切な質問を投げかけなければなりません。
そのためには、リスニング能力、時事問題への意識、コミュニケーション能力などを含んだ高度な英語力が求められます。
その時、チームワークも評価の基準となります。1人だけが頑張っていてもダメなのです。
学校の練習時には、生徒同士でも色々アイデアを出し合っているそうです。その積極性が素晴らしいと感じました。
学校でも頻繁に練習があり、英語担当の先生とALTの先生、出身小学校の先生も熱心に指導してくれているそうです。
この夏休み期間は、多くの英語の先生達がプレゼンテーションフォーラムに向けて熱い指導をしていることでしょう。
先日、中央地区大会が行われ、教育事務所長賞を受賞、つまり県大会に進めることになったそうです!
おめでとうございます!
間接的な形ですが、私も少しだけ携わることが出来て大変嬉しく思います。
色々な場数を踏む、つまり経験値が高くなることは、今後の人生に良い影響を与えて生かされるに違いありません。
部活や勉強との両立など忙しい日々で大変だと思いますが、県大会も頑張って下さいね♪
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