パリオリンピックの開会式を見ました。演出や音楽やパフォーマンスなど、見所が沢山ありました。
特に印象に残ったものを、4つ挙げます。
1つ目は、船での入場行進です。古代からの交通手段である船を使って会場へ移動するという発想が、かえって斬新でした。
セーヌ川からのパリの風景は、練習と試合に明け暮れているアスリート達への最高のおもてなしだったのでは、と思います。
2つ目は、バロック風の衣装に身を包んで歌っていた男性オペラ歌手、ヤコブ・ユゼフ・オリンスキです。
その声は、多種多様を象徴するかのようなカウンターテナー(男性なのに女性のような高い音域で歌える特殊な声)です。
驚くことに、ポーランドのブレイキン選手として参加予定で、二刀流にも程があります!音楽界では新しいタイプの人です。
3つ目は、ミニョンの動画です。ミニョン大好きです。潜水艦の中でのハチャメチャエピソードが何度も見たい位可愛いです!
最後の4つ目は、エッフェル塔でのセリーヌ・ディオンの熱唱です。
彼女は、難病(スティッフパーソン症候群)を発症して、活動を停止してリハビリを続けていたそうです。
奇跡の復活の舞台は、パリオリンピックの開会式、しかも曲はシャンソン歌手エディット・ピアフの『愛の讃歌』でした。
セリーヌ・ディオンの元々の歌唱は、美しい声、豊かな声量、卓越した技術が目立つ印象でした。
でも、昨日の彼女の歌は、圧倒的な声の存在感や魂の叫びが滲むような発声がピアフの再来のようで、とても感動しました。
こんな声だったかな?と印象すら変わるようなセリーヌの歌声からは、壮絶な病との闘いが想像出来ます。
ピアフの定番の黒い衣装に対して、白のスパンコールの美しいドレスは新たな始まりや平和の象徴のハトを連想させました。
これからのオリンピック選手たちの活躍にも期待しています♪
※エディット・ピアフの歌声と人生
https://www.mintpiano.net/p/8/
※映画『アイ・アム・セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~』を観た感想
https://www.mintpiano.net/blog/121953/
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